課金サイトやECサイトなどには決済システムを導入する必要があります。決済の方法で主流となっている1つがクレジットカード決済で、ネットバンキング決済やコンビニ決済などと並んで導入はほぼ必須と言ってよいほど利用率が高い状況です。クレジットカード決済を導入するにあたって知っておきたいのが、システムを扱う決済会社によっては2つの導入方法が存在することです。1つが組み込み型、そしてもう1つがリンク型で、それぞれ特徴が異なっています。
まず組み込み型ですが、導入にあたってはクライアントの構築するECサイトシステムに、決済システムをモジュールとして組み込みます。組み込みにあたっては仕様検討や設計、開発・単体テストなどを行う必要があり、費用と時間が掛かります。しかし基幹システムと連携して独自の処理を行ったりと機能追加やカスタマイズができるのがメリットです。もう1つのリンク型は、ASP型とも呼ばれており、クレジットカード決済のシステムを提供するサーバにアクセスすることで決済を行うシステムです。
導入は単にリンクを貼るだけで済むため、作業時間も費用も掛からないという利点があります。ただし組み込み型のようにカスタマイズをしたりといった独自性を発揮することはできません。このようにクレジットカード決済のシステムを導入する場合には、2つの導入方法があります。それぞれ優れた点があるので、両方の特徴を理解してから導入方法を決めることが重要です。