ファクタリングは新しい事業で実績がないため銀行からの融資が受けられなかったり、多重債務を抱えているがさらに資金を調達しなければならない会社にとっては救済措置です。しかし経営に困窮しているオーナーを騙そうと、ファクタリング会社を名乗った悪徳業者も存在します。悪徳業者はお金を用意してくれますが、高金利で貸し付けるため返済額が借りた額の数倍にもなります。悪徳業者であるかを見分けるコツは、契約書の控えがあるかです。
悪徳業者は自分たちのしていることが法律に反した行為だと知っています。契約書の控えを渡せば、その違法性の証拠になってしまうので、控えを作りたがりません。高利貸しであることは契約書に小さな文字で書いています。控えはじっくりと確認できるので、通常よりもたくさんのお金を請求できるシステムになっていることがバレてしまいます。
ファクタリング自体は違法ではないので、契約者は被害者としてすぐに警察に相談して、自分たちの詐欺行為の発覚へとつながります。警察に通報されるのを恐れるので、契約内容の詳細を伏せがちです。また現金を手渡しするのも悪徳業者の手口です。手渡しなのですぐに資金が集まって手軽な印象を受けます。
しかし勝手に手数料を何十万円に設定してお金をたくさん奪おうと仕組んでいます。さらに口座に振り込むと警察が調べて自分たちの存在にたどり着きやすいので避けています。資金調達が簡単でも手続きが怪しい業者には注意します。